小学校低学年の授業を観た。
その導入部、授業者が問いかける。「みんな、どんな習い事を頑張っているかな。」
たくさんの手が挙がったのはスイミング。まあまあ挙がったのがピアノ。そこでは出なかったけれど、英会話、習字、そろばんなどを習っている子もきっといるだろう。
ちょっと驚かされたのは、バレー、体操、に複数の手が挙がったこと、また、一人だけ「和太鼓」と言った子がいたけれど、すかさず別の子が「家に和太鼓ある」と叫んだことだ。和太鼓が置けるなんて、大きな家なんだろうね。
学校外での習い事に使うことのできる財力もさることながら、そもそもそうした習い事に関心を示す保護者の元に、ここでの子どもがいるということ。こんな総体が文化資本として長い期間、その子に影響を及ぼすことになるんだろうなと思わされた。