学校・教職員の現在と近未来-榊原禎宏のブログ

「事件は現場で起きている」

大阪府による統一学力テストの実施に際して、「2年生157人中、88人が体調不良や「家の都合」を理由に欠席した。先月中旬、2年生のクラスで、担任教諭がテストの趣旨を説明した際、結果次第で内申点が下がる可能性があることなどを伝えた上で、「体調不良なら休んでもいい」と話した。その後、「休んでもいいらしい」とのうわさが、学年全体に広がったという。」(読売新聞、20170113)

テストに不在ならば学力を測定できないから、教育委員会としては困る。かと言って、この教員の対応に問題があったかと問われると、そうとも言えない。ここに学校でのコミュニケーションの特徴が見える。それは、教育委員会と学校、学校と各教員、さらに教員と生徒の間で、説明ー解釈のズレがどうしても生じるということである。

業務への従事者の間でのズレに加えて、児童・生徒という非従事者との関係における齟齬を考えると、学校でのコミュニケーションがいかに難しいかがわかる。だから、「伝えればわかるはず」と思わずに、「必ずといってよいほどに伝わるとは限らない」と踏まえてこそ、実際的だ。

「ホウレンソウ(報・連・相)」が大切だ、で終わらないで、ズレた時にどうするか、そもそもズレを想定した計画をどう立てるか、を考えること、「現場で結構な部分が決まる」ことを踏まえて、最前線スタッフの力量をいかに高めるかに心すること、そんな着眼が必要ではないだろうか。



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by walk41 | 2017-01-14 08:07 | コミュニケーション | Comments(0)
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教育学の一分野、学校とその経営について考えます。
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