ある県で教員研修を担当し、自分が導いたデータ結果を示したのだが、終了後、どうも腑に落ちないなと元データを見直したら、エクセルに誤って入力していたことが判明した。つまり、間違ったデータを挙げていたのだ。
再度、計算をしなおしたところ、(自分で言っても仕方ないけれど)論旨を変えなければいけないほどの致命的な間違いはなかった。とは言うものの、修正の必要があることに変わりはなく、担当の指導主事にその旨と新たなデータ結果を送った次第だ。ああ恥ずかしい。修正されたデータが、研修に参加した人に学校ルートで届けられますように。申し訳ないこと、この上ない。
それなりに丁寧にデータを扱っているつもりだけれど、「新しい結果じゃないか」と小躍りしてしまうと、データ確認を怠ることを(またもか)学んだ。だから、複数でデータ確認をすることが大切とも改めて思わされた。とくに数量的データは一度、発表されると一人歩きする。関心を持つ人に、「へえ、そうなんだ」と思わせたいと「功名心」が頭をもたげると、ミスも起こりやすいだろう。
丁寧に、慎重に。今更こんなことを記すなんて、あんぽんたんだが、自戒としたい。