学校・教職員の現在と近未来 Gegenwart und nähere Zukunft der Schule und ihrer Mitglieder

人が亡くなったけれど、さわやか

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが主演の「最高の人生の見つけ方」(2007年)を観た。一代で1000億円を超える財産を築いた男と、歴史学の教授になりたかったものの、子どもをもうけたために自動車整備工として45年間働いた男が、いずれも末期ガンを宣告されて、入った病室がたまたま同じだったことをきっかけに、人生最後の数ヶ月、世界を旅する物語である。

The Bucket List”(死ぬまでにしたいことをリストにしておくこと)という原題が示すように、これまでやったことのないことに二人で挑戦するという展開だが、旅の途中、後悔や諦め、喜びや自負を含めてそれぞれの人生を語る。家族に対する感謝と怨嗟も出てくる。その中で、自分なりの人生の総括をしていったのだろう。やがて二人は逝くが、リストをすべてやり終えた、その終わりはとても爽やかである。

「悲劇は死で、喜劇は結婚で終わる」というヨーロッパ演劇の言葉があるが、この映画にその区分は当てはまらない。誰もが避けられない死をどのように迎えるか、それまでにどのように生きるのかというテーマは、そもそも悲劇・喜劇の区分に馴染まないのかもしれない。けれど、このテーマはかなり普遍的と思うのだ。

他者の死を通して自分の生について考えさせられる、そんな良い作品だと感じた。

(写真は、https://imachan1965.muragon.com/entry/290.html より拝借)
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by walk41 | 2018-03-21 14:13 | 映画・ドラマ | Comments(0)
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榊原禎宏のブログ(Yoshihiro Sakakibara Blog) 教育学の一分野、学校とその経営について考えます(um die Schule und ihre Verwaltung und Management)
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