いささかネコ派でもある私は、その癒やしの力を信じているので、下手なカウンセラーよりも、物言わぬネコあるいは人々に深く馴染んでいる犬を、学校でも当たり前に見ることができないかと、ときおり話してきた。もちろん、世話は誰がするのか、必要はお金はどこから出るのか、嫌いな子やアレルギーへの対応をどうするのかと、問題はあるけれど。
そんなことを思いながら、長野県教育委員会『学校経営概要のまとめ 小・中学校版』(2017年度版)https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/kyogaku/gyose/zenpan/tokei/documents/29gakkoukeieigimu.pdf を眺めていたら、興味深い統計が示されていた。
なぜか「勤労生産教育」のカテゴリーに、以下の表が掲載されている。
「学校で飼育している動物」として、ウサギ、ニワトリ・チャボと並ぶが、小学校で「イヌ・ネコ」が飼われていることがわかる。わずか1校だが、そんな小学校があるんやと小躍りした。
長野県という土地柄もあるのだろうか。イヌやネコよりも遙かに大きいウマを飼っている小学校が4校あることにも驚かされる。教科専科ならぬ「馬専科」のスタッフが置かれているのかしら。ちなみに、「ウシ・ブタ」も6校で飼われている。楽しいけれど世話が大変、大変だけれど楽しい学校だろうなあ。
こういうことを調べてくれる教育委員会って、自分の「当たり前」を疑う上で本当に有り難い。