近所の美容室の前の立て看板です。子どもたちのプロジェクトとあるので、お店で尋ねてみると次のようなことでした。
ここからクルマで30分ほどのところにある「子どもの家」には、親のいない子、養育放棄や虐待を受けて親の元にいられない、いわゆる恵まれない子どもたちが暮らしています。学校などにも、そこから通うとのこと。そこで、クリスマスを迎えるにあたって、この美容室で働くスタッフが彼ら/彼女らを訪ねて、10ユーロくらいのものでプレゼントにほしいものを尋ね、それらを用意したというのです。
そして、子どもたちの顔写真とほしいプレゼントを記したメモを貼り付けた包装紙に、プレゼントを包み、お客さんなどから10ユーロほどを寄付してもらうことで、プレゼントを送ろうという企画です。
クリスマスはここドイツでも、消費主義と批判されるほどにたくさんのプレゼント攻勢にもなりますが、同時に、他者に思いを馳せて何か行動する時期でもあるようです。素敵なことだと思われませんか。