Stuttgarter Zeitun 20190110
日本からは、飛行機の機長やスチュワーデスが酒気帯びと聞くが、こちらでも驚くべきニュースが流れてきた。ドイツ東部で、ドイツ版新幹線ICEの運転士が、停車すべき駅を通過、警察によるアルコール検査の結果、血中アルコール濃度が正確には2.49プロミル、約0.25%であることが判明した。
ドイツでは、血中アルコール濃度が1.1プロミル以上(Blutalkoholkonzentration von 1,1 Promille und mehr)の状態でクルマを運転をすると交通違反になる。これは、体重にもよるが、500mlのビールを2杯少し飲んだくらいで摂取するアルコール量だ。
よって、2.5プロミルになるとは、ビールを5杯近く飲んだことになる。ワインならば、720mlの瓶を1本半ほど空けたことと同じだろう。これだけ呑んで新幹線を運転するとは(ローカル鉄道でも同じだが)、何と恐ろしいことかと思う。ドイツ鉄道はすでに、頻発する遅延や間引き運転で世論の反感を大いに買っているが、これに加えて飲酒、しかも泥酔に近いまでの酔っ払い運転とは。まさにびっくりドイツである。