みなさんに当てはまるかどうかわからないけれど、私について言えば、漢字を読めることと書けることとの乖離が著しい。
先日も授業で「清潔」と板書しようとしたのだが、「潔」の右側が覚束なく、書くのを止めてしまった。学生には、「漢字を忘れてしまったので書かないけれど、cleanliness のことね」と弁明する始末である。ああ、学力のはがれ落ちである。
「使わなくなったところは衰える」ということなのだろうけれど、字を書かず、もっぱらキーボードを打つ生活になると、さもありなんということか。これから求められる学力も変わってくるのではないだろうか。