学校・教職員の現在と近未来 Gegenwart und nähere Zukunft der Schule und ihrer Mitglieder

カテゴリ:ことばのこと( 530 )

他言語に対する心理的障壁 psychologische Varriere gegen andere Sprache

パリ市内で泊まったホテルの受付スタッフと少し話す。

「パリは初めてですか」と尋ねられたのを受けて「アジアに行ったことはありますか」と私が尋ね返したのがきっかけだったが、彼女の祖先はスリランカの人で、過日、曾祖母の葬儀のために初めてアジア、そしてスリランカを訪れたそうだ。

「言葉に困りませんでしたか」という私の問いに、「家ではタミル語を話しているから」と応えた彼女に、「どんな言語を話せるんですか」と続けて尋ねると、「フランス語、英語、スペイン語、タミル語」と返ってきた。ロシア語、アラビア語も勉強してみたそうだが、彼女曰く、興味を持てずに止めてしまったそうだ。まだ20歳と聞いたのに、そんなに多くの言語を操れるなんてすごいなあ、と感じた一方、複数の言語に接することが日常でもあるのだろうなとも思わされた。

たまたま入った自然食志向のカフェは、スタッフの間ではイタリア語でやりとりしていたし、ラーメン屋の日本語話者は、当たり前のようにフランス語や英語を話していた。もちろん、私が気づかない言語もたくさん飛び交っていることだろう。

言語に対する心理的障壁を取り払うことで得られる、言語への相対的感覚ともいうべきものー複数の言語を遣うことが、まるで話し相手によって口調を変えるかのようなーは、こんな環境で育まれるのだろうと思う。

Am Rezeption des Hotels habe ich mit einer Mitarbeiterin kurz besprochen. Was ich von ihr gehört habe, spreche diese junge 20 Jahre alt Frau Englisch, Französisch, Spanisch und Tamil, weil ihre Familie aus Sri Lanka kommt. Sie hat auch Russisch und Arabisch vorher etwas gelernt, aber ihr Interesse dafür habe nicht gedauert.

Auch mit den Szenen in Paris, wo Itarienisch zwischen Mitarbeitern im Café gesprochen ist, oder Japanische Sprecher sprechen ganz übrig auf Französisch und Englisch, überlege ich mir, man kann die psychologische Varriere gegen andere Sprache in diesem Umstand, wo verschiedene Sprachen immer verwendet sind, wegmachen.

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by walk41 | 2018-11-15 07:42 | ことばのこと | Comments(0)

見かける日本語 Japanisch im Alltag

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近所の本屋さんにて。来年のカレンダーですが、ひらめき、とあります。ちなみに、左手に見える日の丸は、日本の季語を載せたカレンダーです。日本語が何かエキゾチックに思われるのでしょうね。

In der Buchhandlung in der Nähe von der Wohnung. Auf dem Titel steht ein japanisches Wort, Hirameki, Inspiration. Daneben gibt es anderen Kalendar, dessen Titel japanische Nationalefahne hat. Man findet sicher Japanisch für etwas exotisches.

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by walk41 | 2018-11-03 05:01 | ことばのこと | Comments(0)

長い一語 ein langes Wort

Hochschulzugangsberechtigung

先のブログ記事を書く際に出てきた単語の一つ、大学入学資格、という意味です。文字通り、大学/入学/資格とくっついているだけなのですが、見慣れないとちょっと長いので驚かされます。

また、大学入学関係の言葉には、Zeugnisanerkennungsstelle des Regierungspräsidiums 県庁成績認証課、というものもあります。

漢字一つで、ある意味を指すということを考えれば、たくさんのアルファベットが連なるドイツ語も同じようなものですが、中国語や日本語の話者でない人が漢字を覚えにくいように、アルファベットの塊を一つの単語と認識することも簡単ではありませんね。

Die deutsche Wörter sind manchmal lang, mit vielen Buchstaben und das überrascht jemanden, der sich nicht an lateinische Sprache gewohnt. Wenn man z.B. ein Wort „Hochschule“als ein Stück ergreifen kann, wird es nicht so schwierig, „Hochschulzugangsberechtigung „ zu verstehen. Jedoch dass ein Stück zu kennen nicht einfach für nicht lateinischen Sprecher ist, passt auch jemandem, der nicht Kanji benutzer ist.



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by walk41 | 2018-11-02 07:15 | ことばのこと | Comments(0)

学生の気持ちがわかる? Kann ich ein Gefühl der Studenten verstehen?

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こんど、こちらの大学の会議にて口頭発表をすることになり、発表原稿を作っています。一応できたからと、同僚に見てもらったら、上のようにしっかり添削をして返してくれました。ありがたいことですが、これでは、ドイツ語が書けるとは言えませんね。

日本では、論文指導で学生の書いたものに多くの加筆・修正を行いますが、それを受け取ったときの学生の気持ちが、いまは少しはわかるかしら、と感じたことです。

Nächstes Mal soll ich ein Referat an der Hochschule halten und gerade bereite ich das Präsentation Skript vor. Als ich einmal das Skript fertig bin, habe ich meinem Kollegen das gesendet und gebeten zu gucken. Und die Rückmeldung ist, wie oben, die sehr viel korrigiert ist. Das ist echt sehr dankbar, nur damit kann ich leider über mich nicht äußern, ich kann Deutsch schreiben.

In Japan korrigiere ich die Sätze, die Studenten geschrieben haben sehr viel. Was ich mich jetzt fühle, mag eventuell ziemlich gleich sein, als die Studenten sich darüber wahrnehmen.

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by walk41 | 2018-10-27 00:56 | ことばのこと | Comments(0)

下の名前で呼びあい Duzen

大学で会議に出席した。集まった20人弱の学科メンバーの8割方が、ラップトップパソコンを開いていたことにも驚かされたが、改めてびっくりするのは、それなりに知ってはいたものの、教員がお互いを下の名前(わたしならば、よしひろ)で呼び合っていることだ。

わたしの知る限り、日本の大学で下の名前で呼ぶことはもちろん、それなりの仲であっても、「さん」づけすら難しい思う。一度、「さん」づけをしようと試みたこともあったが、すぐに挫折した。向こうが「先生」と返してくるのだから、続くはずがない。

呼び方によって、相手との距離感、ラポールも異なってくると考えれば、どう呼び合うかは大切なことではないかと思う。しかし、良かれ悪しかれ、日本の大学、そして学校でも「先生」だらけである。うーむ。

Mit der Anwesenheit der Fachsitzung in der Hochschule in Deutschland, ist es so erstaunlich, dass die Kolleginnen einander mit dem Vornamen besprechen. Im Gegenteil in Japan ist diese Situation total unvorstellbar, mit dem Vorname zu besprechen, sogar nur „san“, d.h. eine Höflichkeitsformel am Ende des Familiennamens jemandem zu rufen ist völlig selten. Anstatt Vorname, kommt es in Japan „Sensei“ d.h. Professor oder Lehrer. Wie soll man den Unterschied verstehen?

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by walk41 | 2018-10-26 01:00 | ことばのこと | Comments(0)

測定単位の違い Unterschied bei der Messung

「台風の風、日本はなぜ秒速なのか」(毎日新聞、20181018)を読みました。

台風の接近を伝えるニュースを見ていて、不思議に思うことがあります。なぜ風速の単位が秒速なのだろうということです。「今度の台風は秒速35メートルの猛烈な風が……」などと言われても、「すごい風」くらいにしか思えません。でも秒速35メートルというのは、実は時速126キロ! 時速で言ってくれれば実感できるのに、なんでだろう。しかも、調べてみると外国では時速での表記が普通のようです。韓国は日本と同じ「秒速派」でしたが、今年から「国民に理解しやすい時速を併記する」(韓国気象庁)方針に転換しました。他の主要国も軒並み「時速派」です。こんなことまで「ガラパゴス」なのでしょうか。
ーーーーー
ドイツでは、風の強さは秒速ではなく時速で報じられると、以前に記しました。https://walk41.exblog.jp/28541673/ また、雨の量は平方メートル単位で表現されるとも。

何気なく使っている、あれこれの単位ですが、ドイツ語版wikipediaから受け売りを一つ。

紙のサイズを示すA版は、もともと、Göttingen生まれのGeorg Christoph Lichtenbergが、1786年に横と縦の比率を1: √2で考案したもの。フランス革命時も使われていたそうですが、その後、忘れ去られ、1910年に再度、用いられるようになり、1922年8月に、ドイツ基準協会(Deutsches Institut für Normung, DIN)の基準として採用されたのが、始まりということです。だから、DINという表記も、よく見るのですね。

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by walk41 | 2018-10-25 00:57 | ことばのこと | Comments(0)

わかりずらい unverständlich (falsches Japanisch)

家人が困惑している。事務的なやりとりを先方としているのだが、向こうさんの書く日本語がすこぶるわかりにくく、要領を得ないからだ。その旨をやんわりと伝えたところ、「わかりずらくてすみません」と返信があった。いや、「わかりづらくて」という表記が一般的かと思うのだけれど。素人目には、事務職において面目躍如なのは、美しくわかりやすい文章を書けることだと思うのに、残念きわまりない。仕事を通じて成長することの大切さを感じた次第だ。

Es ist meiner Frau verwirrend. Weil sie mit einer Sekretärin ein Bürokratisches Prozeduren macht, hat sie kaume Ahnung, was sie auf Japnaisch schreibt. Euphemistisch hat meine Frau ihr das Problem mitgeteilt, dann kam die Antwort mit, wie „tut mir leid, dass ich unkrares Japanisch schreibe“ falsch.(nicht „unklares“)

Als Sekretärin ist muss toll sein, wenn sie schönen Text schreiben soll. Jedoch in der Realität ist es ihr sehr schade. Damit finde ich wieder die Signifikanz, wenn man mit der Beschäftigung sich zu entwickeln soll.

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by walk41 | 2018-10-23 15:22 | ことばのこと | Comments(0)

レディファースト Ladies First

物事を知らないものだなあと、またも思わされたのが、レディファーストということば。なぜか、女性優先と解する向きもあるようだが、語源的には次のようだということを知って驚かされた。

「なぜ、Ladies Firstという言葉があるのか」という質問に対して寄せられた回答の一つは、次のようだ。https://english.stackexchange.com/questions/166695/why-does-this-ladies-first-saying-exist つまり、女性を何でも先にという意味合いで遣われてきたし今なおそうだが、元々は、反対の意味だったということ(別のサイトでは、王を毒殺から守るために女性に先に食べさせたといった、女性を盾にした話が事の起こりだったという説明が複数ある)。また、自宅など安心できる場所への入り口ならば女性を先に通すべきだが、それが不明なところへの案内ならば、起こりうる危険に対応するために、男性が先に行くべきだと記されている。ちなみに、女性を先に行かせたのは、階段を昇る際に女性の身体の一部を下品に覗くためとも考えられる、という説明も見える。

さらに興味深いのは、男性二人の間で「お先にどうぞ」という台詞は、自分が主導権を持っていることを知らしめるためでもあるという記述で、なるほど「先に行くかどうか、お前に言われる筋合いはない」という反論も予想されるなあと、感心する。「いちいち、指図するな」ということだね。こう指図されることに、心地よさを覚える女性は、はたしてどれくらいいるのだろうか。

つまるところ、何となくそうだなあ、と思わない態度と能力をいかに身につけるか、が問われていると、改めて痛感させられる。




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by walk41 | 2018-10-21 00:22 | ことばのこと | Comments(0)

言葉の堪能さ Sprechflüssigkeit

外国で暮らす人たちの中に、日本語が母語で、現地の観光ガイドを趣味か生業にする人がいる。慣れない土地を日本語で案内してもらえるとあれば、日本からの旅行客はさぞかし助かるし、それが良かったとあればなお嬉しいことだろう。

けれど、日本に帰ってからそのガイドに宛てた一文の中に「堪能な現地の言葉で案内をいただき」という類があり、それを当のガイドが「お客様の声」として紹介するに至っては、まったくいただけないなと思う。

なぜか。言うまでもなく、旅行客は現地の言葉に馴染んでいない。だから、ガイドを頼んでいるのである。その人が、ガイドを指して、現地の言葉が堪能かどうかをどのように判断できるというのだろうか。たとえば、現地語について片言すらままならない人が、ガイドの「お勘定、お願いします」を聞いて、「すごい、流暢な言葉だ」と感嘆するが如くな様子を「現地の言葉に堪能」と評するのは不適切だからだ。

人にもよるが、それなりの期間を過ごしていれば、日常会話はある程度まで駆使できるようになる。だから、政治、経済、宗教はたまた教育といった話をする機会のまずない観光案内では、困ることも少ないだろう。「堪能」とはあくまでもその範疇のことである。

なのに、それを一般化して、その語一般に堪能、精通しているかのように思われる、取られる表現は問題だし、くわえて、その表現から「引き算」をしないで、そのまま自分のページに掲載するさまを、およそ上品ではないなとすこぶる残念に思う。

Einige Japanerinnen, die im Auslsnd wohnen und sich als Reiseführer beschäftigen. Das is eigentlich positiv, ein Japaner, die dort fremd sind, damit bessere Erlebnisse im Ausland haben kann.

Aber wenn dieser Japaner im Dankbrief „hilfreich mit Ihrer flüssiger Sprache“ am Reiseführer schreibt, dann stellt er diese Meinung vor, als Kunde Stimme, dies finde ich schlecht.

Für viele Reisende, die dort erstmals oder so besucht haben, ist es total übrig sich überraschen und findet ihn fließend, wenn man etwas sprechen kann, trotz es einfacher Satzt wäre.

Leider haben sie kein Merkmal, ob der Reiseführer die Sprache hervorragend beherrscht. Allerdings stellt der Reiseführer diese Kunde Meinung direkt auf eigener Seite im Internet vor, als ob er echt fließend in der Sprache dort wäre. Der Reiseführer hat kaume Gelegenheit im Bereich von Philosophie, Wirtschaft oder Erziehung vor Ort zu besprechen. Das gehört nicht zu Sprechflüssigkeit. Deswegen steht ein großer Unterschied um ein Bild zwischen Reisenden und Reiseführer. Trotzdem zeigt der Reiseführer diese missverständnisse Meinung in seiner HP. Dieses Verhalten finde ich sehr schade, unhöflich und idiotisch.

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by walk41 | 2018-09-08 11:47 | ことばのこと | Comments(0)

北海道 Hokkaido

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朝市で売られているのは、赤いかぼちゃ、なぜか名前は、Hokkaido Kürbis です。ドイツ語版wikipedia によると、16世紀にポルトガルから日本に入ってきたかぼちゃが、のちに北海道からの種ほかとかけあわされ、1933年に出来上がったものがこの北海道かぼちゃとのこと。

そして今日、かぼちゃという言葉がなくても通じるHokkaidoになりました。そういえば、ア○トバイエルンというソーセージが日本で売られていますが、直訳すれば「いにしえのバイエルン」であって、ソーセージとは直結しません。地名がある食べ物を意味するようになるということ。こういう面でも言葉が生まれるのだと、とても面白く感じます。

Im Wochenmarkt ist Hokkaido Kürbis wie Foto verkauft. Nach der Wikipedia wurden Kürbis von den Portugiesen nach Japan gebracht und in Laufe der Zeit waren einige Sorten gezüchtet, dann schließlich im 1933 war Hokkaido Kürbis entwickelt.

Jetzt gilt Hokkaido als Kürbis, trotz das Ortsname bedeutet. Genauso wie verkauft ein Wurst namens „alt Bayern“. Selbstverständlich bedeutet das eigentlich keine Wurst. Aber viele Japaner stellen Wurst mit dem Wort Bayern. Ich finde dies ist hochinteressant um Wort Entstehen.

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by walk41 | 2018-08-25 09:07 | ことばのこと | Comments(0)



榊原禎宏のブログ(Yoshihiro Sakakibara Blog) 教育学の一分野、学校とその経営について考えます(um die Schule und ihre Verwaltung und Management)
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